忘れっぽくなった中年おじさんの備忘録

Neural Compute Stick を Parallels DesktopのゲストOS Ubuntu 16.04.5で使う。–その1

ahmedgad / Pixabay

Parallels Desktop14のゲストOSとして[ubuntu Desktop 16.04.5]をインストールして、
Neural Compute Stick(NCSM2450.DK1)を使えるようにする。

SDKのインストール編

まず、必要そうなライブラリのパッケージをインストールする。

次にNeural Compute StickのSDKをインストールする。
以下を実行すると、tensorflowやcaffe、これらに必要な関連ライブラリは自動でインストールしてくれるようだ。

ubuntu Desktop 16.04の場合

こんだけでインストール終了。

あっさり終わりすぎて、拍子抜けする。

おまけ。

ubuntu Desktop 18.04の場合

https://github.com/movidius/ncsdk/releasesの「Errata」の13番目のノートによれば、
2018年10月13日現在、ubuntu Desktop 18.04に対しては評価中というステータス。

そのため、公式インストラーでは、このSDKを「18.04」にインストールできないようだが、まあ、ちょこっと、書き換えれば、インストールできる。
具体的には、install.shの32行目付近の以下のOS_VERSIONを1804に変更するだけ。

参照元:「Any plan to migrate NCSDK2 to Ubuntu 18.04?」

ということで、sdkをgitからクローンして、ncsdkディレクトリに移動。

適当なエディタで、install.shの上記部分を「1604」ー>「1804」に変更する。その後は、makeでインストールする。

まだ、検証中ということらしいので、18.04での利用は、そのうちということかな・・・

SDKのサンプルで確認

SDKがちゃんとインストールできているのかを確認する。

まず、「ncsdk」ディレクトリの配下にある、「examples/apps/hello_ncs_py/」に移動して、
以下のコマンドを実行する。

以下のようなメッセージが表示されたらOK!

なお、「Error – no NCS devices detected,・・・」というメッセージが出たら、Neural Compute Stickがubuntu16.04ではなく、ホストのMac側に接続されているので、Parallelsの「デバイス」メニューの[USBとBluetooth]でMovidius Neural Compute StickをUbuntu16.04に接続する。

ついでに、tensorflowも動かしてみる。
「SDKインストールディレクトリ/ncsdk/examples/tensorflow/inception_v1」に移動して、以下のコマンドを実行する。

以下のような結果が出た。
なんか、ギターの画像を認識できたようだ・・・

しかし、
このスティックは、学習用にはデザインされていないそう!!
なので、学習結果のモデルを変換して・・・ということになるのに買ってから気づいた!

やれやれ、まず、適当に機械学習のモデルを作成するところから始めないといけない。

何しようか・・・